現在のペットショップの販売方法をどう思いますか?
仔犬が、狭い透明なゲージの中に入れられて、商品として1日中晒しものになって・・・
しかも!その中にいる仔犬の殆どが、生後50日~60日くらいの仔犬ばかり・・・

生後50日~60日って、人間でいうと2歳~3歳くらいです。
そんな小さい幼子を、透明なゲージに1日中閉じ込めて人間の見世物にしているのです。

『僕・・・眠いのに、知らない人がジロジロ見られたりしてゆっくり眠れないよぉ。』
『アタシ・・・ずっーと狭いところばかりに居て疲れちゃったぁ』
『アタシ・・・まだ小さいのに一人ぼっちになっちゃった・・・お母さんや兄弟達に会いたいな・・・』
なんだか、悲痛な声が聞こえてくるようですね。

仔犬はぬいぐるみでも、オモチャでもありません。
感情もあるし、とても可愛い、命ある生き物なのです。

【子犬の社会化期】というのがあります。

欧米では、展示型店舗で犬や猫を販売すること、また生後90日以前に販売することは法律で禁止しています。
つまり欧米では、日本のペットショップのような販売方法は法律違反となるのです。
これは感染症の問題等もありますが、【子犬の社会化期】の重要性からなのです。

Mother Planet Kennelは、生後90日以降でなければお渡しをしておりませんので、一般的にペットショップで販売している仔犬達(生後50日~60日)が、本当ならどのような遊びをして、どのようにして社会勉強しているかをよく見て知っております。
生後30日~40日くらいまでは、母犬が痩せてあばら骨が見えるくらいまで母乳を与え、本当に献身的に子育てをします。

この時に私達に出来ることは、いい母乳が出るようにと、子育てに適した環境を維持することだけなのです。
そして歯が生え始め、母犬が母乳を飲ませることを避けるようになり出した時に、我々が、母犬から子育てをバトンタッチします。

ヨチヨチ歩きから一丁前にヨロヨロしながら走り出す頃です・・・

この時期から90日までは、我々も本当に、母犬に負けないくらい一生懸命仔犬の面倒を見ます。

生後40日を過ぎた頃から、兄弟全員で外に出して日光浴や無理のない運動をさせます。
土で土台を作った人工芝の仔犬専用グランドで行います。
コンクリート等では足腰に負担が掛かり、板やフローリングでは滑って関節をおかしくしかねないからです。
人口芝のグランドで、しっかりと足を踏ん張り、適度な筋肉を付けさすのです。
しかも日光浴は、内臓の強化にも繋がり、外の物音に慣れさすためです。

この頃から兄弟のふざけ合いや喧嘩が始まり、60日くらいには、結構激しくなります。

しかしこれは、仔犬達にとって本当に重要な経験なのです。
※人間の兄弟喧嘩を考えればわかると思います。

当犬舎にも、Mother Planet Kennelで生まれ、兄弟と一緒に社会化期を過ごして成犬になったラブラドールが数頭います。
この子たちは、本当に世渡りが上手です。
悪い言葉で言うと、【要領がいい】です。

以上のように、生後40日くらいまでは母犬、それ以降は我々人間と、絶妙なコンビネーションで子育てをします。
そして心身共に最高の状態にして、お客様の新しい家族としてお迎え頂くのです。
これこそが大型犬、小型犬問わず、本当の仔犬販売のあるべき姿です。

例えば・・・

生後60日くらいの仔犬が、ペットショップで販売されていたとします。
一番可愛い時期ですから、土日などは大変な人気者になるでしょう!

だけどこの仔犬、いつ頃ブリーダー(親犬や兄弟犬)の元を離れたと思いますか?
おそらく、生後40日~50日くらいの間だと思います・・・

Mother Planet Kennelで言えば、やっと走り出し、兄弟達と喧嘩や物取りをして遊び始める頃です!

ペットショップは販売最適時期を、勝手に生後60日前後と決めて一番売れるその時期の仔犬を仕入れます。
ブリーダーは、母犬が一生懸命育てた仔犬を母犬から取り上げ、ショップや卸業者に渡す。
母犬にさんざん育てさせ、『ハイ、もういいよ!』と言わんばかりに引き離す・・・

Mother Planet Kennelは、本気で、そんな業界の在り方を変えようと思っています!

それには、我々ブリーダーの意識を変えること。
-10年以上生きる命を誕生させ、預かっているという責任感。
-ショップも同様!!命を預かっているという責任感。
-そして最後に、犬を飼いたいと考えていらっしゃるユーザーの方の意識を変えて頂けなければなりません。

どうか皆様、その辺を十分考えて下さい。
日本も早く、意識を欧米並みにレベルアップしなければなりません。

その気持ちが無くなった時はブリーダーという仕事を辞める時だと思ってます。



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